年に3時間程度しかTVを見ない僕ですが、
明日はそのうちの2時間を消費する予定。
そう、「ルパン三世VSコナン」を見るんですよbiscoですよ。
また風邪ひいてアレなんですが、今日もエントリー。
この手のゲームは数あれど、
飛びぬけてわかりやすいので遊びやすい。
仕上がりの良さはいつだって納得のギガミック製です。
実はこんなの作ってました、
「バタクラン(Bataclan)」手が震えてしょうがないんですが。
以下。
ということで。
ギガミック社といえばアブストラクトなイメージがわりかし強いですが、
実は案外そうでもないゲームをなんやらと作っています。
本作もそのうちの一つ。
壮絶なまでに器用度が要求される系。それもとてもシンプルに。
これも箱絵見ればわかっちゃう類のアレなんですが、
とりあえずよろしくお願いします。(何が?

まー、あいかわらず箱がボロボロなのは我が家の仕様として、
ゲーム自体はほんとにシンプルな器用ゲーです。
最初に、プレイ人数によって大中小のサイコロを分配して、
崩さずにどんどん積み上げて、手元のサイコロをなくすことが目的。
手番には付属のダイストレイに向かって自分のサイコロをザラーっと投入。
「G」みたいなスマイルマークと2から6の目があるので、
G23456G23456みたくループさせながら積む。
サイコロのサイズは関係なくて、あくまで目の順番だけ。
Gはワイルドみたいな使い方もできる。1G34G6G2みたいに。
手元に目が連続してあれば、手番にいくつでも積むことが可能。
逆に積める目が何もなければ何も出来ずに手番終了。
1個でもあったら必ず積まないとだめだけど、
もう崩れそうで積みたくないなーって時とかは、祈るようにサイコロを投げることになる。
もちろんサイコロは毎手番ザラザラと振るので、だいぶと運が絡むんだけど、
これがなぜか上手いこと機能するので良く出来てるなーって感心した。
ほどよい配置縛りのおかげで、一方的な展開になりにくくなってる気はする。
これ、中盤だっけかな? こんな感じになります。

器用ゲーの常として、崩したサイコロは全部引き取らされます。
1回崩してしまうと、ぶっちゃけ再起不能なので、
「いかに他人に崩させるか」っていうゲームなのかなー・・・・と思ってたら違った。
他人の邪魔するヒマがあったら、自分の連続手番を成功させて
手元のサイコロをガンガン減らすほうが効率いいように出来てます。
相手が置きにくいように積んでいくことももちろんできるんですが、
あまり狙いすぎると逆に自己崩壊しかねない、スゲーシビアなバランス。
だから、自然と高く高く積みあがる展開になってとても見栄えがいいですこれ。
ダイストレイにある一番右のサイコロの目が「G」のスマイルマーク。
きっとギガミックくんとか名前付いてるんじゃないかなー(テキトー。
積み上げる場に変化がないだけに、積み上げるブツであるサイコロのサイズが強烈。
赤とかもう異常にデカイですからね。
木地のやつが小さいんじゃなくて、あれがよく見る標準サイズくらい。
積むほどにバランスがキワキワになってくので本当にハラハラします。
さっきも書きましたが、「サイコロ振ってから積む」ってのがとても上手く機能してて、
積むサイコロのサイズをランダムにバラけさしたり、
連続手番で勢いよく攻める局面があったり、
ギリギリの場面で目がでなければ積まなくてもすむし、
でももう上がり!って時に目がなくて上がれなかったりとか云々。
サイコロを振って一喜一憂する構造と器用ゲーとしてのハラハラが同居してる。
コンポーネントがサイコロであることにちゃんと意味があるし。
シンプルで無駄がないので、すごく「美しい」ゲームだと思う。
積まれる側とそのシステムにこだわりをみせた
「BABEL5」っていう同人ゲーを以前に紹介したことがあるけど
(過去リンク)あれも全てに意味があって見事な作りだった。
実は僕の中の「すごい」っていう基準はこういうのだったりする。
もう一枚画像があったので。
こんな風。

こう見るとだいぶと軸がずれてますね。
適度な上からの加重でバランスが保たれてる感じ。
にしても本当に見栄えするなあ、これ。
いや、サイコロだけなんで見栄えしないと言えばしないんですが(笑。
ちなみにこのゲーム、ダイストレイ無しのコンパクト版もありました。たしか。
でも振ったサイコロが積んでるやつに当たった瞬間全てが終わるので
やっぱりダイストレイはあったほうがいい感じ。
そんなことにビクビクしながら振るのは爽快感に欠けますしね。
まー、そんなこんなで。
ちょろっと遊ぶにはすごくいい感じ。説明も短いし。わかりやすいし。
小品ながらとても味わい深くて、まるでフレンチでも食べてるみたいな風情。
とはいえ、どうも世間一般的には
こういうゲームはヒエラルヒー下位に位置するらしいんですけども。
なんのヒエラルヒーかという話ですが。
いかんいかん、話が本筋から逸れてしまう(笑。
ともあれこのゲーム、サイコロあれば遊べるんで
なんであれば自作して遊んでもいいかもね。ちょろっと。
オチもなんもないですが、たまにはこういう終わり方もアリかと。
では。
ギガミックと言えば、自分は「バンカーポーカー」というやつを持っています。どういうのかというと、「6つのポケットの内1つに王様を隠してふたをし、サイコロでブロックする。順番に出目に従ってブロックを削りあい、王様が見つけられたら脱落、最後まで生き残るのは誰?」というやつです。もし、興味があったら試してみてください。
コメントどもです。
ああ、バンカーポーカー・・・よく存じております。あれは・・・アレ・・・ですよね。なんというか、とてもコメントに困る、こう、やっちゃった感のある、ゲーム、ですよね。昔の「ある種の」国産ゲームのスメルがする、すごく香ばしいゲームでした。時が経っても記憶に鮮明なので、そういう意味ではとても思い出深いんですが(笑。
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