さびれた商店街で見かけた「キティさん」「Miekeyマウス」グッズ。
パチもんの王道を行くその出来栄えに咽び泣いたbiscoです。毎度。
今日の更新は国産ゲー。しかもわりと最近のやつ。
僕だって古いのばっかり遊んでいるわけではないんですよ。ええ。
販売元が「これはインテリア・トイだ!」って主張してるだけあって、
見た目はだいぶといい感じ。対民間戦にも容易に繰り出せます。
「【SMILE宅配便】箱づみゲーム」ですよっと。
想像よりもだいぶと遊べはするものの。
以下。
ということで。
「本作は箱づみゲームです。」
って書くと複数の意味にとれますね。日本語って素晴らしい。
まあ、実際この一文で上手いこと言ってやった的な感はあるんですが、
それではなんにもオモシロくないので色々書いてみます。
「3つのゲームが楽しめるガテン系(!?)ゲーム」らしいです。
たしかに3つあるにはあるんですが、
概して国産ゲームの「複数遊べる」とかいうのは信用してはいけない習わし。
海外モノのオムニバス系みたく「完全に違う3つ」というのは期待しちゃダメです。
とはいえ、製作者側も頑張ってアタマをひねったはずなので許していく方向。
そういう気持ちはいつだって大切です。人として。
まずは箱っていうか、内容物どかーん。

大きな箱の中からワラワラと。
キャラ駒、ダイス、品物駒、ネコ駒、そして大量の小箱。
デザインはさすがツボを押さえた可愛らしさ。
架空の「スマイル宅配便」のダンボール箱がすごくいい感じ。
宅配便といえばの「ネコ」もいますしね。
ちなみにこの小箱、最初ゲームを遊ぶ前に全部組み立てる必要が。
で若干残念だったのが、この小箱の寸法。
外箱の設計寸法をそのまま縮小したっぽくて、素材の厚みが全く考慮されてない。
だもんで、組み立てはだいぶキツキツです。慎重にいかないと即バッドエンド。
僕は器用なほうではないので、かなりヒヤヒヤものでした。
んでは、プレイ画像などを。

3つのうちの1つ、「バランスゲーム」という名のバランスゲームを遊んでいる図。
最初に場には赤・緑の宅配員を平行に立たせます。
ちなみに緑がスマさんで、赤がタクさんらしいんですが、まあどうでもいいや。
手番には特殊ダイスを振って、出た目に描かれている小物を一つ空箱の中へ。
で、その箱をスマタクにドンドン持たせていって崩したら負け的なアレ。
出目の小物がなかったら空箱のまま積みます。小物の数はそう多くないんで。
負け決めではなくて、勝ち抜けの可能性も実は存在していて、
「箱を全部積みきってその上にシロ&クロという名のネコを置けたら勝ち」という。
とはいえ、箱は結構な数があるので、現実的にはまずない局面。
何度か遊んで崩れるギリギリの個数を把握したら、
その数を積みきったら云々という風に調整したらいい感じに機能するかもしれないかも。
それとなく写真栄え重視で積み込んだらこんな仕上がり。

たしかにインテリア・トイって感じの可愛らしさ。
ゲーム的な話をすると、いや、実はわりによく考えられていたりする。
上の画像はまあ、仕込みなので参考にならないんだけど、
本来はもっと箱があっちむいたり軸がずれたり云々の攻防になる。
そりゃね。相手が崩さないと勝てないんで。崩壊を誘うような配置。
で。それを踏まえて良い点が以下。
まず、箱の中の小物が見えないので、重心がどこにあるのかパッと見てわからない。
小物によってはゲーム中に箱内部で移動したりもするし。
あと、箱が自分組み立てなので必ずしも形が均一ではないから
積んでいく時に妙な傾きとかでてきて何ともアナログらしい遊び応えがあったり。
指先に感じる超感覚が問われる類のオモシロ。
だもんで見た目とは裏腹に難易度は高め。手を抜いて置くとあっさり崩壊しちゃう。
ゲーマーが遊ぶ限りはまず勝ち抜けなんて起きないと思うよこれ。
んでは販売元の宣材とともに他二つの遊び方を一応。

力比べゲームはすなわち対戦型。やることは一緒なんだけど、土台がスマタク別々。
自分側に積んでいって崩れちゃったら負け。ひたすらなバランス系。
邪魔がないけど、土台がショボいからキツイという感じ。
とはいえ、正直言ってバランスがシビアすぎてゲームが続かない。んでソロだし微妙。
まー、バリエーションの一つとして「バランス」やったあとの余興程度な存在。
中身あてゲームは要するに神経衰弱。
でも箱寸法のキツさのおかげで毎回箱を開け閉めするのがかなりストレス。
みるみる箱が傷むのが容易に感じ取れるので遊ばないほうが吉。
あ、ちなみに「バランスゲーム」でも
ラウンドを繰り返せば箱の開け閉めは付きまとうので、もちろん傷んできます。
もう少し寸法に余裕があったらなー。いい感じなのになー。とすごく思う。
そういう意味で惜しいゲーム。
そんなこんなで。
いい感じなんだけど・・・・、みたいなとこがあったりする本作。
特に海外ゲーム好きな方はモノの傷みを気にする傾向が強いと思うので。
そのあたりが大丈夫なら買ってみても損はしない風情。
見た目可愛いし、素材やらコンポーネントにもこだわりあるのに2000円しないし。
国産であることの本領発揮かなって気はします。
今日もオチないですが、更新頻度をあげていってる代償ですのでご勘弁。
まー、これを機に真面目なボドゲブログに転換してくのもいいかもなー。
とか言ってみたり。
では。