毎度。舌を切ったおかげで何食べてもおいしくないbiscoです。こんびにー。
中身のおのさんパート、
見た目のbiscoパートと棲み分けを図っております例のヤツ。
皆さんご記憶でしょうか。
最近のリハビリ的所感でエントリーの感覚を思い出したので、
そろそろ次行ってみようと思います。
久しぶりなのでブランクを感じさせる仕上がりです。
どうぞ生暖かい目で見てやってください。
「bisco便~おのさん出張のアレ(仮)~」#3「カエルをよこせ!(Her mit den Kro"ten!)」実はシャハト作だったりするわけで。
詳細は以下。
ということで。
毎度アレですが、企画の内容説明については
こちらのリンクを参照。
久しぶりだからもう忘れちゃってる人もいるかもですねー。(あるある。
では、早速ながら今回のターゲット、
「カエルをよこせ!(Her mit den Kro"ten!)」の箱絵をば。

まー、したり顔でヒキガエルが腕組みしてるわけですが。
内容なんてのは箱からはさっぱり想像もつきません。当たり前ですが。
なのに買ってしまうあたりちょっとアタマが残念な僕なわけですが。
本作はシャハト黎明期の作品です。
正式に発売されたゲームとしては3作目にあたります。発売元はnoris。
初期はベルリナーだの、ピアトニクだのととにかくマイナーでしたからねえ。
こつこつと佳作を発表してたわけですが、転機になったのは
これの次の年にGoldsieberと組んで発表した「コントール」。名作ですね。
で、そのまた次の年に発表したのが
誰もが知ってるあの
「嘔吐吸う奇矯」じゃなくて「王と枢機卿」です。変換スゲーな。
ここらへんから花形デザイナーとして爆進して今に至るわけですよ。
いまやポストクニツィアとか言われてますからねー。凄い人です。
最近になって通称「シャハトジレンマ」を完全に確立しましたからね。
彼のデザインしたゲームからは大抵それが感じ取れるから偉大。
クニツィア同様、自分の匂いをゲームシステムに載せられるからこそ
デザイナー先行でゲームが支持される今があるのかもしれません。
さらっと言ってみましたけども、
無機質なただの「規則文章」でしかないルールやらゲームシステムから
「本人」を察知できるってのはだいぶ凄いことだと思うんですが。どうか。
もはや絵画とかのゲイジュツの域なのでは。
って、ちょっといつになく真面目な説明を入れてしまいましたが。
たまにはいいでしょう、こういうのも。
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では、
先生おめでとうございます(祝・爆誕じゃなくて、
先生お願いします。
おのさんの手番。カエルをよこせ!(Her mit den Kro"ten!)M.シャハトというと、『ズーロレット』で大賞取りましたし、
ずいぶん昔から活躍しているような気がしますけれども、
90年代後半から出始めた人なんですね。
ですから1998年にひっそりと出ていたこのカードゲームは、
初期作品ということになります。3作目くらいです。
その中身は、
トリックテイキングとダウトを合体させるという、
意欲的なカードゲームでした。
カードには4色あって、順番に親が出した色のカードを出して、
全員の中で一番大きい数字のカードを出した人が取るという、
いわゆるマストフォローのトリックテイクです。1トリック1点になります。
でもそれより重要なのは、2番目に強い8のカード、ヒキカエル君。
ほかの人が出したヒキガエル君を取ると3点、
自分のヒキガエル君でトリックを取ると何と8点です。
一番強い9のカードは複数枚あるので、
9をかいくぐって自分のヒキガエル君を出さなくちゃいけません。
ちなみに9のカード枚数は色によって異なっていて、
その分ヒキガエル君の取りやすさも違います。
発展ルールでは、色別にヒキガエル君の点数が変わっています。

そこで用意されているのが、裏にして出してもよいというルールです。
色を偽ってはいけませんが、数字はデタラメを言うことができます。しかも嘘をついてもペナルティがありません。
ヒキガエル君を出しつつ「4のカードですよ」とか嘘をついて、
ほかの人が油断して6とか7とか出せばシメたもの。
「実はヒキガエル君でした~」と8点+トリックの1点をせしめるわけです。
嘘が見破られて9を出される恐れもありますが、
虎穴にいらずんば虎子を得ず、もとい、蛙の子を得ずです。
「それならいつも裏にして出せばいいじゃん」と思うかもしれませんが、
表にして出すメリットもあります。
親が表にして出すと、その色以外はいくら数字が大きくても負けなのです。
一方、親が裏にして出すと、マストフォローは守らないといけませんが、
それ以外の色でも大きい数字を出した人が取るので、
取られるリスクが上がってしまいます。
また、見せ札として出すことで、ヒキガエル君を持っている人に出し惜しみを促し、
次の絶好機を待つという方法もあるでしょう。
トリックテイクは手札運がどうしてもあるので、
それをどうやってテクニカルに解消するかというのが、
ドイツで数多のトリックテイクゲームが発売され続ける理由といっても過言ではありません。このゲームでは、
裏にして出せるというルールをうまく使えば手札の悪さをカバーできるはずです。
そこまでしてヒキガエルがなぜほしいのか分かりませんが、
心理戦が楽しめる斬新なトリックテイキングです。
ちゅーこって、ここからは
biscoの手番。~発送前にゲームの詳細もわからず撮りためた画像と共にお送りします。~
おっと。
今編集しながらおのさんレビュー読みましたが、
スゲーいい感じのゲームじゃないですかこれ。
とはいえもう手元にないので遊ぶことはできませんが。
これがシャハトジレンマかっ・・・・!!(違う悔しいからカード構成ばらします。
とうの昔に絶版してるみたいだしいいでしょたぶん。

こんな感じで色ごとに偏重してます。
数字構成がスライドしてるあたり、地味にいい仕事してますね。
あのルール聞くととても効果的なのは言わずもがな。
裏出し時の色無視な攻防とか考えただけでもう。
それ考えると通常ルールでもオモシロでしょうが、
真価を発揮するのはヒキガエルの色別で得点が違ってくる発展ルールでしょうね。
この偏重ぶりがキリキリした感じですごく良さそう。
実は、何のことかわからず当時撮っていた
「色別得点チャートカード」画像(今まさに判明)がありますが
そっちはさすがに伏せておくことに。
得点配分が絶妙で、シャハトのセンスが光るアレなわけですが。スゲーなこの人。
ちなみにこの並べた画像撮るの、地味に時間かかってます(笑。
真夜中に「俺、なにやってんだろ・・・」とか思いながら並べた記憶。
あと、パッと見わからないかもですが、このカードどれも印刷位置が非常に雑です。
中心とかもうちょーテキトー。norisちゃんと仕事しやがれ。
んで。
実はもう一枚しか画像ありません。
だって数字しかないカドゲだったんだもの。
それがこちら。

カード裏と、シャハトの写真入り経歴カード。
仕事だとか住んでるとことか作ったゲームの話とか。
なぜかこのカードだけ独と英語の両方ありました。ルールは独だけなのに。
まあ、いいけど。
ということで、以降はこの写真でどうにかひっぱってみたいと思います。

いやまあ、そういうとミもフタもないんですが。
では、早速。
写真にいろいろコメントさせてみようのコーナー。僕のアタマの中を晒します。
一本目。
ダイヤもかすむ
リアルシャインは
オレがオレである証弱い、弱すぎるな・・・・・。二本目。
えー、太ってないってー///
ん、ホオとかヤバイー?
最近スイーツ食べすぎかもーんー、うざいな・・・・。逆転の発想で三本目。
はじめましてシャハトです。こんちは。なんかもう、よくわからない・・・・。やっぱりゲーム関係のこと言わせたほうがしっくりくるのかも。
ということで最終の4本目。
シャハたんだお!ギザジレンマ!三択(゜∀゜)ウマー正直、すみませんでした(再び。えー、まあ、書いてるときはいつもノリノリなんですが、
書き上がって見直してみると、
相変わらずのダメぶりにちょーゲンナリしますね。
お忘れかもしれませんが、
一応、ここはボドゲブログですよ。ええ。まあ。
しゅーりょー。ではまた次回お会いしましょう。
次はもうちょっとまともな感じに。
たぶんですが。
では。