毎度。ペプシ大好きbiscoです。こんばーん。
(一部の方に対して)お待たせしました。
遂に例の企画の初エントリーです。
いつものごとくいちいち煽るのもアレなので、
さっさと始めたいと思います。
これぞ初回というに相応しい、
とてもステキなゲームをチョイスいたしました。
「bisco便~おのさん出張レビュー(仮)~」#1「馬糞(Pferdeappel)」詳細は以下。
ということで。
不親切で申し訳ないですが、企画の内容説明については
こちらのリンクを参照。
初めての方にも優しい仕上がりです。念の為。
では、早速ながら今回のターゲット、
「馬糞」の箱絵をば。

まー、なんというかかんというか。
格調高いナイトのイラスト。
その後ろには、
なんかゴロンゴロンしてますけどね。さらーっとね。しぜーんにね。
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それでははりきってまいりましょー。
まずは、
おのさんの手番。こんにちは。
おの@TGWです。このたびbiscoさんからの依頼でドイツ語ルールしかないゲームを
出張レビューすることになりました。得体の知れないゲームを遊んで、
一喜一憂するのは愛好者冥利、たいへん嬉しく思っております。
「馬糞」というタイトルを知らないでこの箱を見ても気づかないかもしれません。
ルールを読んでからこの箱を見たときの衝撃は大きかったですよ。
チェスのナイトの絵があしらってありますが、
背景がホカホカの馬糞なのです。
お食事中の方は申し訳ありません。
ゲームも馬糞が重要な役目を果たしています。

白い馬と茶色い馬をボードの隅から移動します。
移動方法はチェスのナイト、つまり8方向の桂馬飛びですね。
どちらの馬も、移動が終わるとその場に
ウンコします。
頭の上から馬糞コマを入れるとカラコロン。
馬が立ち去った後にはそこにコンモリと
馬糞が落ちているわけですね。
このほかに1箇所、好きなところに馬糞の罠を仕掛けることができます。
馬糞が落ちているマスにはもう両者入れません。
こうして移動先がどんどん少なくなってくるわけです。
勝敗は馬の色によって違います。
白い馬はひたすら逃げること、
茶色い馬は白い馬を追い詰めて動けなくするか、桂馬飛びで取ること。ただし、白い馬の移動先が1つしかなくなったら、
そこに馬糞の罠を仕掛けることはできません。
自力で追い詰めましょう。

ゲームが進むにつれて
ボードは馬糞だらけ。こいつら、一体いくつウンコしたら気が済むんだと思うかもしれませんが、
馬糞コマの数は決まっています。
そしてそれが何と、
勝利点と関係しているのです。はじめに撒かれるのは茶色い馬糞。
28個ありまして、これがなくなるまえに白い馬が捕まると茶色い馬の勝ち。
撒かれないで残った馬糞が茶色い馬の得点になります。
28個が全部撒かれても、まだ白い馬が捕まらなければ白い馬の勝ち。
ここで登場するのが金の馬糞です。
出るものが全部出た後には、
思わぬ宝が出てくるものなんですね。
12個ありまして、白い馬が捕まるまでに撒かれた分だけ、白い馬の得点になります。
ちなみに全部撒かれても捕まっていなかったらパーフェクトで2倍の24点。
またゲーム中に茶色い馬が逆に捕まってしまっても白い馬に24点入ります。
馬糞というテーマとは裏腹に、先の先を読まなければいけないシビアなゲームです。
作者は故ランドルフ。将棋の有段者らしい、切れ味の鋭さが楽しめます。
モグラが逃げ回る
『モールヒル』(過去所感コチラ)と似ていますが、
あちらの作者はクニツィアでした。
影響関係なんかがあるのでしょうか。
んでは、ここから
biscoの手番。~発送前にゲームの詳細もわからず撮りためた画像と共にお送りします。~
ウンコテーマだということには気付いていたので画像多めです(笑。
すみません、
こんなの大好きなもんで。このゲーム、ランドルフのガチぶりが堪能できる系統みたいですね。
彼には色んな側面があって、
こういう「プレイヤーの知力を試す」系のゲームも数多くデザインしてます。
そして本作の場合は、箱を開ける段階からプレイヤーを試してきやがります。
まさかの横開き。えー、僕はとても残念なことにー、
1分くらい蓋を開けることが出来ませんでした。もはやこれは知力というよりも知能というレベルですけども。
いやー、さすがランドルフ。とてもクレバーなゲームデザインです(違う。
僕はもう遊ばずして敗北ですよ。ええ。

そっとボードを拡大とかしてみると、
実はイラストではなく写真だったことに気付かされます。
芝生に盛り土したのを撮影している模様。
こだわりを感じますね(無駄に。
では、箱からなんやらと取り出して記念撮影。
包囲網ですね。いわゆる。一歩も動けない様子。完全封殺です。
馬の駒もこころなしかションボリした感じに。
おのさんのレビュー中に「金の馬糞」とありましたが、
これはあきらかに「コーン」でしょう。いや、仮に違ったとしても僕はそう信じたい。
古今東西、「黄色」で「糞」といえば「コーン」しかありえません。
どんな信念だという話ですが。
にしても、頭の穴はそんな使い方をするんだったんですねー。
何度かサルのように覗いて見てはいたもののわからず。
「あー、内側もつるっつるやなー」くらいにしか思ってませんでしたよ。
バカまるだしですね。では、皆さんも大好きな、「ブツ」を拡大。
無駄にリアル。中心が若干窪んでまして、全体的に型押しされています。
まー、なんというか微妙な手触りで、
触っていると不思議な気分に。
作りものとはいえ、なんだか嫌な感じです。
あ、ちなみにこれを鮮明に撮るために超絶接写で試行錯誤していたわけですが、
対象が対象だけに、目的が目的だけに、
なんとも情けない気分になったことをお伝えしておかなければなりますまい。
ちなみに撮影時刻は、記録を見ると深夜3時。
何をやっているのかと(以下略。
では、最後の画像は箱裏画像。
製品版とは異なり、木で作られたプロトタイプらしい駒が写っています。
ちょー病んでますが。犯罪に走る一歩手前くらいの感じです。
きっと馬糞を踏みたくなさすぎて、ノイローゼ気味なんでしょうねえ。
ふと馬糞を見ると、よりリアル度の高い種子的な何か。
このプロトはちょっとヤバイです。
製品版であっても、プロトよりはマシな仕上がりだったというオチ。
ドイツの良心が感じられます。
にしても、このゲームのルールを聞くとたしかにモールヒルを思い出しますね。
本作の方が発表はだいぶと先なので、
きっとクニツィアの、ランドルフに対するオマージュなんでしょうなあ。
そういうことにしといてください。モールヒルも傑作なんで。
しゅーりょー。とまあ、こんな感じで初回をお送りしましたがいかがだったでしょうか。
ちなみに送ったゲームはまだまだあるので、このシリーズもまだまだ続きます。
エントリーのペースは遅いですが、よろしければお付き合いください。
あ、そういえばということもないですが、次回の副題を募集しています。
これだ!と思うタイトルがあれば、
シークレットコメント、または、シークレット拍手などでお送りください。
誰の応募もなければ僕が考えます(泣きながら。
では。
いやあ、ゲーム自体はテーマとはかけ離れた息詰まる攻防戦のようですねえ。それにしてもボードの写真が泣かせますねえ。ランドルフ爺さんの意向でしょうか?
金色は間違いなくコーンだね!

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[2009/02/03 12:20]
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編集 ]
コメントどうもです。いつも励みになります(笑。
ゲーム自体は思い切りガチっぽいですねえ。遊んでないので想像しかできませんがw
ボードは明らかにランドルフの意向でしょう。ものすごくこだわる&のめりこむ人だったらしいですし。生きてるうちに一言でも会話してみたかったなあ・・・・。
にしても、やっぱりトレンドはコーンですよねっ!(何が
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