毎度。ということで本日二本目。
これまたさくっといっときます。
The Game Masterが2008エッセンで世に放った
牛の放牧がテーマのカードゲーム。
丑年だったので年始にお披露目。
まあ、なんというかかんというか。
とりあえず読んでいただきたいところ。
「ハッピーカウ(Koe Zoekt Boer)」ダジャレつきです。
以下。
まあ、とりたてて特筆するべき点がない、というのが本作の特徴。
それってどうなの?って感じですが、本当なので仕方ない。
メーカーのゲームマスターは新進ですが変わったゲームを作ってます。
個人的に好きだったので、本作にもわりと期待してたんですが・・・・。
とりあえず箱。

牛が農夫のことを想像して小躍りしてます。
このゲームの目的ですが、
牧場主となるプレイヤーが各自の牧場にいる可愛い牛たちを
ハッピーな気持ちにさせてやる、という感じ。
まあ、悲しんでるよりハッピーなほうが雰囲気良くていいですよね。
セットアップ。
まずは自分の初期牧場を作ります。

牛カード三枚と、小屋カード。
牛カードは数色に色分け。表裏で「ハッピー」「悲しんでる」の違いがあります。
あと、カードによって牛の頭数が違います。上に書いてるアイコンです。
ちなみに右と左の牛カードは色が違います。もの凄く判別性が悪いです。
手前の小屋カード。
こいつにはカードアクションによって、牛カードを3枚まで収容できます。
小屋に入れると他者からの攻撃を受けなくなるので、
ようするに防御壁みたいな感じですね。得点を確定させるような使い方。
場はこんな感じ。

場には3枚の晒されたカードと、アクションカード&牛カードがごっちゃになった山札が。
手番にすることは簡単で、場札か山札からカードを取って、
アクションならその効果の解決、
牛カードなら自分の牧場に追加していく、という流れ。
場合によっては単にカードを捨てたり、パスしたりで手番終了。
場のカードが減ったら山から補充して・・・・みたいな。
牛カードは表裏が共に牛なので、山札から引く時も「牛だ!」ってわかります。
アクションカード。
あと数種類ありますが割愛。

これを引いてくることで牛に影響を与えていくわけですね。
まあ、
牧場の牛を喜ばしたり、乳搾って小屋に入れたり、ブルがきて牛が上機嫌になったり、
小屋に匿った牛を引き摺りだしたり、他の牧場の牛と交換したり、雨が降って機嫌悪くなったり、
します。
アイコンもありますし、効果も単純なのですぐわかります。
で、なんやらかんやらやって、ゲームが終わった時に
牧場にいるハッピーな牛の頭数から、悲しんでいる牛の頭数を引いたのが総得点。
多い人が勝ち。
ちなみにルール中にこの最終計算に関して、
とてもカンタンな計算なので
Calculator(電卓)ならぬcowculator(牛算機)は要りません!なんて書いてます。ある意味、抜群のセンスです。
オモシロいとでも思ったんでしょうか。
僕は年始からバカウケでしたが。まー、なんていうか、
とても軽いゲームです。驚くほどに軽い。
対象が「自分含む全員」の攻撃カードがあったりするので、
いつ使うかなー、みたいなことは考えたりしますけども、
ま、ほとんどはありものをあるがままに使っていくか、
山から運試しに引いてみるか、という感じ。
とりたてて目新しい要素もないですし。
いつかどこかで遊んだような既視感のあるシステム。
これ、今年の新作なんですよねー、困ったことに。
20年くらい前のゲームじゃないんですよ。それだったら納得するんですが。
なんでこんなゲーム作ったんだろう、今更・・・と考えたんですが、
おそらくゲームの合間に遊ぶフィラーゲームを作りたかったんでしょうね。
同時に発表したゲームは重めのゲームでしたから。(そして評価が高い)
確かにちょろっと遊ぶぶんには楽しい感じですし、
ノリ良く遊べば充分に楽しめます。実際、今回もそうでした。楽しかったです。
ゲーマーでない民間の方と遊ぶのに良さそうです。わかりやすいし。テーマも良いし。
でもゲーマーの人があらためて買うべきか?っていうと答えは微妙。
ありきたりなシステムの焼き直しですし、
軽くても、ゲーマー的欲求を満たすゲームなら他に沢山ある。
ただ、ここまで民間よりの軽さは最近なかったなー、という気はします。
もしかすると逆に求められていたゲームなのかも知れません。
だもんで、あくまで民間戦闘のために配備する程度に考えるのが吉。
つか、日本に入ってくるのかな・・・。ということで縁起ものの牛ゲーでしたとさ。
ちょっとゲンナリ。
地雷(警戒)かな。使いどころを間違えるな!って感じ。
では。
いやあ、一番にご挨拶せんとあかんのに、遅くなってしまいました。
biscoさん、今年も大いに期待しとります
それにしても、ここんとこのエントリーは私の期待を裏切る有意義な内容が非常に多いですなあ
Red Novemberといい、ドミニオンといい、くにちーといい…
cowculatorには私も笑いました
実は先日、コメントを投稿しようとしたのですが、不適切な言葉が含まれていたようで、biscoさんのブログに投稿しようとして不適切な言葉とは…大いに笑わせていただきました
しかも!それがどの言語に対しての物かさーっぱり判りませんでした

何度読み返しても柳田国男先生と金田一春彦先生が連名で太鼓判を押してくださるような美しい文章だったにも関わらず!
コメントどもです。
そですかー。有意義なのが多くてよかったです。僕は全くそんなつもりはないんですが(笑。
ノベンバとか案の定情報足りてませんでしたし(二度笑
コメントの言葉規制はご迷惑かけます。もうコメントスパムがうざくてうざくて。
とりあえず届いたスパムの単語を全部禁止ワードにしてるもので。
もしかして普段遣いの言葉も混じっちゃってるかもしれません。
ま、それを避けてコメントするのもゲームっぽくていいんじゃないですかね(笑。
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